p r e l u d e

準備中...

満開の桜の下で、僕らは高校生になった。先生はもうすぐ大人の仲間入りだとか言うけど、それがいったいどういうことなのか、正直まだよくわからない。だけどいつまでも幼馴染だなんて言ってもいられない。その事実に少しの不満と、不安と、期待をしている少年少女たちの物語。

ふたご座の乖離 ＠近親愛表現有

尊と貴史、夜のベランダ

絶望の成分のようにやさしい

真希と篤史、放課後の教室

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日下部　尊（くさかべ　みこと）

貴史の双子の姉。少しぼうっとしているところもあるがしっかり者でみんなに愛でられている。貴史の気持ちには気づいており、さりげなく一線を引いた態度をとっている。

日下部　貴史（クサカベ　タカシ）

尊の双子の弟。重度のシスコンで、叶わないと知りながら本気で尊に恋をしている。篤史とは犬猿の仲。運動神経がよく勉強もそこそこできるため黙っていればイケメン。

相馬　聖（ソウマ　ヒジリ）

やさしい委員長タイプの常識人。人がいいため、何かあると頼られてしまう苦労人でもある。よく貴史と篤史の言い合いの仲介役として活躍している。

速水　凪（ハヤミ　ナギ）

美人だが言葉がきつく、学校外で幼馴染以外と関わることを好まない。その態度が気に食わない人間もいるが、それとは逆に非公認ファンクラブもある様子。

大崎　篤史（オオサキ　アツシ）

頭の残念なバカ。そのためたまに真に迫ったことを言うと周りからすごく感心される。運動だけが取り柄で、よく真希と一緒に他４人に勉強を教えてもらっている。

牧原　真希（マキハラ　マキ）

なんでもプラス思考な能天気。２年生に恋人がいるが、先輩より幼馴染と一緒にいる。数学が壊滅的に苦手だが他はできるため、篤史に仲間意識を持たれることに違和感をもつ。