絶えずしにゆく音ならば / 結晶、さえずり、またたきの / 見えなくなった世界のこと
「まだ、こんなにも生きてる」 / きみのかけらは置いてきた
ありふれたしあわせで満たされていたのに / さよならのちかくにずっとわたしがいたことを
くびのしまったまま、息をしていたのです

<*--- Lethal gene は閉鎖しました ---*>
<*--- しばらくの間、つむいだことばをおいておきます。どうぞご自由に。 ---*>


眸の先、君が居たかと / 腐ったくちびるを許して / ぬくもりの残滓 / どうかこころうごいて / 呼吸が重なるように、鼓動が重なるように / 終わらないはずだった夢の夢 / 狂った愛だけ鼓膜を揺らす / それは滅びた右足に / 千切られぬ贖罪の楔 / 水音と波紋の世界 / だけど、影がゆらり / あたしの爪先はがらくた / なみだで散るなら / おぐしに椿 / 願望は箱につめてうめたの / ありがとう届かないひと / 爪痕の愛撫 / 春とベランダ、君の声 / くすりゆびの祈り / 私らしくありたいから死ぬね / 私の赤い庭 / 名前いらず / あなたの薬指がほしかった / ざらりとした胸の痛み / ページ端の暗号 / アイスがとろけても蝉がさけんでも / ああ枯れていく青よ / なきむしになった星 / 芽吹く産声 / 無人の楽園と神様のうたたね / 愚息の迎えた華々しい最期 / 宵闇心中 / 隣の神様 / ひねくれた愛の仕方 / 凪払うかたうでの痛み / うるわしきあなたの面影 / さあさ足掻いてごらんなさい / 無実が罪 / その誇りを護らせて / ただいたい / かなしいと言う唇 / それでもさよならはまだ、 / 贖罪を夢として / 泣いてしまいなよ僕がいるから / きみがよかったくちばしの沈黙 / さうびちりてまほろば / ゆるやかに腐敗する、きみのしんぞう / 急転直下の精神論 / きみを許しに百万里 / 忘れてしまえず傷ばかり / いきかたをわすれた乙女の滑稽なお話 / その声が魔法だった / まだ間に合うと思った爪先 / ハッピーエンドの在処をさがして / さよならが合図 / 衝動の火 / 嘘吐きな水 / 僕たちには、それが最良の決断である必要があった / あなたにならきっと、すべてがきれいにみえるのでしょう / 後ずさり、前へ / 忘れずにいられないこと / その空想をつかまえて / その傘が私ごと世界をあなたから遠ざけたらよかったのに / みないでみないでそんなきれいな瞳なんかそこのドブにでも捨ててきてよ / 雁金の棘 / 嘆けど遠い / もゆる繭を見たか / 寒がりなヤマアラシ / また明日って笑いあえたらきっと明日も会えたのに、 / その腕に紫煙が灯る / 心室に恋が染みる / 息止めて十秒、振り向かないまま霞んでいくあなたの背中がつらい / まなざしで殺して / さよなら彼と恋の糸 / いつかみた朝をきみと / 切り取りマーメイド / 海ならばどこまでもおちていけた / 残酷さならあの日の手のひら / ひきずりまわした恋の結末 / 錆びついた奇跡に光あれ / こんな泣きそうな心を抱えても生きろと言うの / しめるにおいにこゆくなる灰 / 眼裏にきみの庭がある / シャボンの底 /いつか、思いでよりも / 抱きあって満たす孤独 / クリムゾングローリー / もしも未來で愛せたら / 午前零時、きみとふたりで / 終わりない夜空にとけて / 残酷なきみを忘れた頃に / いつだって正義は勝者 / そのきれいな手でとどめさして / コーリング / 銀色世界、きみは見えない / 喰いこむ愛の糧 / メイビー / 救うなどおこがましい / かなしみのこども / きみの世界が好きだった / 銃声一秒 / 掌にゆりかご / 嘘しか見えない / 人格破綻者による考察 / 死体は死体らしく / 化学反応の恋 / マイスイートキラー / エンドロール、鳴り止まぬ拍手の正体 / いつまでも彼女の影を追うその瞳が大嫌いでした / 「あのひとが最期に残した言葉がいつまでもいつまでも僕の心を殺し続けるんだ」
:朝と夜: 朝の終わりにきみを見つけた / ふるえる羊水 / ひかり(光) / まだ眠っていたかった / たいようの温度 / 神様はいつだって裏切らない / 唯一の証でした / 夜明けまできみを信じて / かぐわしき永遠 / きをく(記憶) / 僕をさらってゆかないで / カーテンの裏側 / 神様はいつだって笑うだけ / 最後の愛でした :深海に咲く希望: きみの声は泡になる / 水葬はしめやかに / 希薄 / その眸はなにをみつめて / 青く濁る / 滲んだ血液 / 水鳥の悲鳴 / がらんどうを愛した魚 / ああついえてしまうくらいならきみも、
:ポーカーフェイス: ねえ嘘つきなキミ / いきをころして / 泣き落としは三番目に得意です / 潰れた真実 / それもまた贋物
:ひとりきり。: 淋しくないって笑ううそ / たすけてよ、ばか / あなたのつめたい手 / 泣いても気づかないくせに、 / 静寂に鳴り響く / 一生じゃなくてもいいからねえ今だけ / 「なんでもない」で終わり / 踏みだす勇気がおちてれば
:あいのかち: 小指のダイヤ / いのちの重さとか / 耳の風穴 / 道端の小石が語る / 泣かない痛み / 腐った足で踊る夜 / とけきった夢 / きみの言葉は花で、 / 僕は愛を知らないふりして笑った / 愛の価値だけはきっと神様も知らない
:昨日、恋を失った: 二度目はないって、知っていたさ / (さよなら、だいすきなひと) / きみじゃなきゃ駄目だった / これでもうあのひとの言動にころころと表情を変えることもなくなってしまうのでしょう / 「オシアワセニ、」 / 泡になって消えても / いつだって笑っていられる自分がほしかった / そんな矛盾
:うしろむきの恋: うしろむきの恋 / しろと言えばくろ / 六年ごしのあまのじゃく / 「無駄なことは、しない主義だから」 / 気付いた私がばかだった / 残りものはだあれ / こりずにまた、咲いた / いつかはむきあえるはずなの
:残酷童話 - Cruel fairy tale -: 失うことしかできない (宿命) → それでも得ようともがく (抵抗) → 彼は諦めただろう (絶望) → さいごはただ泣いて逝った (終焉) → 「友よ、私の未練をきみに託す」 (感染) → そして物語はまた巡る(輪廻)→
:真夜中を飲む: 夢のささくれ / 睡眠薬はとっくに切れていた / あの、鮮やかさ / 瞳孔散大 / 褪せたシーツに思い出だけ / 忘れたのね / 泣きながら眠る夜にさよなら / 網膜の裏側 / なまぐさい残像 / 記憶の底に、あなたがいた
:私と金魚と真っ暗闇: あなただけ抱いていた夜の話 / 奈落を恐れて泣き出した少女と / いつまでも意地悪だった彼はもういない / それはうつくしすぎる死だった / レースにくるんだ恋を知る者もなく / 声亡き慟哭 / 赤い魚は尾ひれを揺らす / まだアリスになれないでいるんだね / くだらなくなんてなかった過去 / いらないと思うにははやすぎる未来 / 世界は黒から始まるのだと / ほら、もう明かりを消して / ハッピーエンドの絵本はおしまい / そして悲しい世界におやすみ / もう一度だけ額にキスを / 今だけは真っ白な夢をみられますようにと / ごめんなさいってあやまったのはだあれ / きっと世界の隅っこはすごくきれいなんだ
:僕らのために地球はまわる: ひとりぼっちのヒーロー / 嫌われものヒロイン / 脇役(モブ)は活動範囲にご注意ください / 今時悪者だって仔猫くらい拾うのさ / ねえきみ、なにが正義かしってるかい / 悪事の理由は単純明解 / 結局はただのごっこ遊び / 役柄の性格を強制しないでください / 大きくなっても彼らは彼らでした / 「それってただのピーターパン症候群なんじゃ」
:魔王と姫君: この世界をきみに捧ぐ / 血の色をした婚約 / ただ愛のためにすべて壊そう / 有形の愛憎論 / されどしあわせと謳う / 遺して、ゆく / 救ってほしかったのは私などではない / 終焉ならばふたりの手の中 / さよなら私の魔王様 / きみこそが世界だった
:希望の星: きせきの隣 / ぼくと、きみと、夢 / うつろなほしはきっと墜ちて / のこりものの私 / ほらね、胸があたたかい / しらずにかがやいた、星
:たいらげた至福: ムーンライトレストラン / さあさ私をお食べになって / 釣られ損ねた深海魚 / 君が落とした銀色スプーン / いただきます純情 / 最後に毒を飲み干して / 薔薇の色したごちそうさまを / あなたの命を糧にする
:錆びた世界の終わりから: もう一回と傷つけて / ライオンと檻 / 今日だけはあなたのもの / 殺害動機をころがして / 屋根裏マダムはスイーツがお好き / 絡んだ糸のほどきかた
:水面に沈んだアクアリウム: ハローマザー、 / 腐臭の潮風 / 泳ぐ泳ぐいのち / それはきっとすてきなこと / 極彩色の青を / 深海にとけてゆく / 硝子一枚の隔たりはまるで光年 / あんな風に生きたかったろうか / グッバイマイラブ
:もう二度と振り返らない遠き明日: 腐らせた鏡の端 / みどりの丘の夜は更けて / さざ波と屑星の狭間 / まみえて、 / やさしさを飲み込んだ朝 / 虹の橋へしずむとき / 楽園のよう / まなうらの星座 / 未完成の感情と取り戻せない昨日のこと
:またたきとともに滅んだ恋: 一等星の軌跡 / 去りゆく伽藍堂 / 随に(まにまに) / 刻んで捨てた / 隣はスイート、その甘さが苦くて / 風下の泪 / ほらね結末はシナリオ通り / 「僕らなら気にしないで」
:ごめんで終わる世界の話: 駱駝色の夢のなか / 息切れ、最中 / かきけされた言葉のありか / もう一度のない夜 / 「そんなのよかったんだよ」 / 秒針を忘れてきたよう / 傾いだこころのなおしかた / この病がいつかあなたを死なせるならば / すべる指先に溶けだした
:ノクターンと凶器: さんざめく鱗粉の夜 / 待ってと言いたかったのだ / 刺さる愛撫 / 我慢なんて馬鹿らしい / 「ふたりきりじゃだめだったのよ、それだけ」 / 約束の指を棄てて
:切断する、ひととき: ごめん、大好き、息とめて / 首飾りなら花束の中 / 私の動脈にはあなたがあふれている / どうか泣かない夜を迎えて / 桜花の闇はざらめのにおい / 「だって、私はあなたではないから」
:エンドロールの途中: 見返りをちょうだいラプンツェル / あたかも裏切られた演技 / まっとうなんて言葉あなたに言われたくはない / さよなら私の願い事 / ガールフレンドとオペラ / カエルの王子と雨宿り / あの子なら夢から覚めたよ / うつつ、うつら
:断罪の咽喉: 幻の指 / あなたの愛が腫瘍になって / 右半分の世界 / 皮膚から排泄する狂気 / もういいよ / 月曜日、線香のゆめ
:濡れし白百合: 泪に溺れてしまえたら / 愛を紡がぬ唇 / 絡めた指先はあたたかかった / 漆黒が頬を落ちる / 咽喉の奥にある名前 / きみを思えば痛まぬ / こひごころ(恋心) / 我が胸のほころび / ふたり、縫い合わせてしまえば / あなたは罪
:明けない夜と夢: さよならを右手に / 深紅の瞳に誓わせて / 幻は薄命と共に / すべてはあなたのためにある / 真白の祝福 / その背には重すぎる / 仕合せの在処 / からっぽのふたり / 涙に溺れた25時 / 鎖でつなぐ永遠でもきみを愛したかった
:さよならの足音: さざめく夕暮れの赤と / 眩暈(げんうん) / 残酷な夜明けの青に / かなしいくらいに秘密でいて / 振り向いて、息 / かさねた絶望の重み / 好きだなんて伝えたところで、この恋が叶うことはあるのでしょうか
:ミセス・ファントムの微笑: 砂糖菓子のお喋りとティーカップの憂鬱 / 「脚がなければ人魚になれるかしら」 / カサブランカは手折られない / 美しき肢体の屍体 / 彼女の世界は鮮やかでなくてはならなかった / 没落してなお道楽息子 / いざなう蜜になりきれない / ああ、薬指は昨日なくしたのだった(だから結婚できないわお父様) / かきまぜて怠惰 / しかしてそれが白薔薇ならば
:birth: それが運命だと信じられたら / こころから救われる日はきっと近い / ハッピーバースデートゥーミー / 「つらいこともそりゃああるさ、でもその分、うれしいこともたのしいことも同じくらいあっただろう、違うかい?」 / 今を生きる君の未来はきっと明るい / 世界中に星屑ばらまいてワルツを踊ろう
:輝け少年少女!: ありふれた日々に光射す / 歌姫に護られた孤独 / 傷だらけの思いでも前を向いて / 泣かない春 / きみが永遠になる理由 / きらめけよ希望 / そしてこの空は繰り返さない
:太陽をいただいたこども: 苦しむ夜明けのエトランゼ / いずれ骨になる雫 / ただひとつのつながりにしがみつく / 届かない息の重さ / アンドロメダを待つ / バニラ色の心臓 / 背中で恋がころがった / なけなしの勇気が空を切る / あなたのいない春へゆく
:雛逃げ: 雛に背を向く乙女心と / 袖を降るにはまだはやい / 今年もあなたに似ても似つかぬ
:息とめて、世界: ぐさりという音の正体 / 月に似た生のかたち / 回りくどいフロマージュ / 損得よりも勝るもの / 匂いたつあなたのうなじ / もう誰のためにも祈らない / くるぶしから腐っていけたら
:口内の凶気: 小指に絡んだ刺が痛いの / マザーグースを数えて / 笑顔で殺した心のこと / きみだけいればよかったのかな / あかいろ言葉は飴のよう
:まるいあなたに焦がれてる: ぺろりとたいらげてちょうだい / 開いて閉じてをひゃくまんかい / あなたの味覚で感じたい / 泣いてしまっても隣において / 塩水一粒めしあがれ
:ミッドナイト・ドリーマー: 心臓を飲みこんだ羊 / 綿菓子色のトパーズにお祈り / つたないうそと笑ってください / それならばいっそ、 / 網膜にきみがうつろう / さざ波にかくした世界は少女の夢か
:雪にうもれた花ひとつ: あなたの肩で言葉が融ける / 青白い指先のなぞる / 泪さえ凍える夜半 / 熱が冷めてもとなりにいてね / 月の氷にほほえむ吐息 / 水晶の屍体 / いつか星になる爪の先 / 夢みた春にころされて
:流星群: またたき、ひらめき、ささやき、そして星は / いちにのさんでハッピーエンド / 灰になってもあいにきて / この羽根はあげよう / 誰かの願いのつまった尾っぽ
:かなしいをてばなす: からっぽをころがす真昼 / ランチ、クラシック、指輪の痕 / ひざしが目蓋を刺すので / 「みっともない」はできない時間 / 透明ソーダは甘すぎ注意
:心の臓から生まれる歪:  おまえの肋に棲む魔物 / 並びあわない魂の群れ / 留めてはおけないのです、 / 老いては還る / あの石はきみが息をしていた頃に似ている / 肥大した皮に溺れる末路




<ご挨拶>
もう三代目のお題サイトでした。サイトの名前を変えるたびに新しい自分になる心地でした。ずっと、ことばが好きで、お題がだいすきです。交流してくださったみなさんの、宝石のような、月の満ち欠けのような、まばゆくてはかないことばたちが憧れです。もしかしたら、捨てきれずにまた名前をかえてあらわれるかもしれません。そのときは、笑ってむかえてください。サイトは一年くらいそっと置いておいて、いずれ消そうと思います。それでは、これまでありがとうございました。わたしのことばたちを愛してくれた心やさしい皆様に幸多からんことを願って。
2016.04.22 Fri 高槻けい